メルペイのスマート払いの支払いが困難になった人の中には「任意整理できるのか」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、メルペイのスマート払いは任意整理が可能です。
しかし、任意整理を行うと購入した商品の回収や、信用情報に傷がつくデメリットもあるため、慎重に検討する必要があります。
この記事では、メルペイの仕組みやメルペイを任意整理する際のメリットや注意点、さらに任意整理後もメルペイサービスを使える理由について詳しく解説します。
メルペイはメルカリが提供する決済サービス

メルペイは、フリマアプリ「メルカリ」が提供する決済サービスです。
メルペイにお金を入金すると、これをキャッシュレス決済として利用できます。
メルペイへの入金方法には、主に以下の3つがあります。
- メルカリと連動して入金された売上金
- 自身の銀行口座からチャージした金額
- スマート払い(後払いチャージして翌月に精算)
1と2は自分の現金をチャージして使用しますが、3のスマート払いはメルペイからお金を借りる形です。
スマート払いには「翌月一括払い」と「定額払い(分割払い)」の2種類があります。
定額払いを利用する場合は15%の手数料が発生して、信用情報機関のCICに情報が登録されます。
実質的な内容はクレジットカードのリボ払いと変わらないため、使いすぎないように注意が必要です。
メルペイを任意整理で解決する3つのメリット

メルペイの支払いが困難になった場合は、任意整理での解決が可能です。
ここでは、メルペイを任意整理する3つのメリットについて解説します。
月々の返済負担が軽減される
メルペイを任意整理すると、返済期間を長くすることで月々の返済額を減らせます。
例えば、メルペイの残金が36万円あった場合、任意整理をすれば月々1万円×36回の返済に調整が可能です。
残金が50万円〜100万円程度の場合には、5年間(60回)の分割払いで和解できるケースも増えています。
これにより、現在の収入と支出のバランスに合わせた返済計画を立てられるため、無理なく返済を続けることが可能です。
収入を大きく上回る返済額に悩んでいる人には、大きな負担軽減となります。
遅延損害金がカットされる
メルペイの支払いを滞納すると、年率14.6%の遅延損害金が発生して、滞納期間が長くなるほど、この遅延損害金は増加していきます。
任意整理をすれば、遅延損害金を免除してもらえる可能性が高いです。
和解交渉の際に弁護士や司法書士が交渉してくれるため、元金のみの返済に抑えられます。
これにより、延滞で膨れ上がった債務を元金のみに戻せるため、総返済額を大幅に減らすことが可能です。
特に長期間滞納していた場合は、このメリットが大きくなります。
分割払いにかかる手数料が免除してもらえる
メルペイの定額払い(分割払い)を利用している場合は、18%の手数料が発生します。
この手数料も、任意整理によって免除してもらえる可能性が高いです。
メルペイの利用額が大きい場合は手数料も大きくなるため、任意整理で手数料が免除されると、総返済額の大幅な減額が可能です。
例えば、メルペイで10万円を定額払いで利用した場合は、通常なら10万円+手数料1万8千円=11万8千円を返済する必要があります。
しかし、任意整理をすれば10万円のみの返済となるため、1万8千円分の負担が減ります。
利用額が大きいほど、手数料の免除によるメリットも大きいです。
また、任意整理をすると将来の利息がゼロになるため、自力で返済するよりも総返済額を抑えることが可能です。
メルペイの任意整理で注意すべき2つのポイント

メルペイを任意整理するメリットがある一方で、注意すべきポイントもあります。
ここでは、メルペイを任意整理する際の2つの注意点について解説します。
後払いで購入した商品は回収される可能性がある
メルペイのスマート払いを利用して購入した商品は、任意整理をすると商品の所有権がまだメルペイ側にあるとみなされて、回収されるかもしれません。
任意整理や個人再生で返済額が残っていて完済しても、一度回収された商品は戻ってこないことに注意が必要です。
もし後払いサービスで購入した商品を回収されたくない場合は、後払いサービスを債務整理の対象から外して、別のローンだけを債務整理する方法もあります。
ただし、メルペイの支払いも厳しい場合は、商品が回収されるデメリットを考慮した上で、メルペイも含めた債務整理の検討が必要です。
信用情報機関に事故情報が登録される
メルペイを任意整理すると、信用情報機関に事故情報が登録されます。
事故情報が登録されると、新規のクレジットカード作成や各種ローン契約など、金融機関との信用取引が約5年間制限されます。
具体的な影響は、以下のとおりです。
- 住宅ローンや車のローンが組めなくなる
- 他の消費者金融から新たな借入ができなくなる
- クレジットカードの利用・新規契約ができなくなる
- 賃貸契約ができなくなる場合がある
- 携帯電話の分割払いができなくなる場合がある
メルペイの支払いが厳しい場合は、早めに司法書士や弁護士に相談して債務整理の手続きを進めることで、借金問題を解決する道が開けます。
任意整理後もメルペイサービスを使える理由

任意整理をすると信用情報に傷がつきますが、実はメルペイの一部サービスは任意整理後も利用が可能です。
ここでは、任意整理後もメルペイサービスを使える理由を解説します。
メルペイの一括払いは信用情報を審査しない
メルペイのスマート払いのうち「翌月一括払い」は信用情報の審査を行いません。
そのため、任意整理後やブラックリスト状態であっても利用できます。
一般的なクレジットカードや分割払いサービスは、信用情報機関の情報をチェックして、事故情報がある人は利用を制限しています。
しかし、メルペイの翌月一括払いはそのような審査をしないため、任意整理後も利用可能です。
ただし、メルペイの「定額払い」(分割払い)の場合は信用情報の審査があるため、任意整理後は利用できません。
任意整理後にメルペイを利用する場合は、翌月一括払いのみの選択がおすすめです。
メルペイの一括払いはいわゆるブラックリスト状態でも利用できるため、債務整理後の人には便利ですが、使いすぎると支払いが苦しくなります。
特に任意整理や個人再生の後で支払いが継続しているのに、スマート払いの追加は危険です。
また、2度目の自己破産はハードルが高いため、以前に自己破産した場合にも、安易なスマート払いの利用はおすすめしません。
メルカリ独自の「信用スコア」が判断基準
メルペイの審査基準は、メルカリの「信用スコア」です。
メルカリの信用スコアとは、メルカリ独自の審査基準で、信用情報機関の情報とは別の判断材料です。
審査基準は公表されていませんが、以下の実績がよいとメルカリの信用スコアは上がる傾向にあります。
信用スコアが上がると考えられる実績は、以下のとおりです。
- メルカリ内での取引実績
- 発送期限の厳守
- 他ユーザーへの対応をしっかりしている
これらの評価がよいと、メルペイ後払いの審査に通りやすく、上限額も大きくなる傾向があります。
まとめ

この記事では、メルペイの仕組みやメルペイを任意整理する際のメリットや注意点、さらに任意整理後もメルペイサービスを使える理由について詳しく解説しました。
メルペイのスマート払いは手軽に利用できる便利なサービスですが、使いすぎると返済が困難になるリスクがあります。
任意整理をすれば、毎月の返済額の減額や、手数料や遅延損害金が免除できますが、購入した商品の回収や、各種ローンやクレジットカードが利用できない可能性があります。
支払いに困ったら、放置せずに早めに弁護士や司法書士などの専門家に相談するのがおすすめです。
専門家への相談で、自分の状況に合った最適な解決策を見つけられます。


