クレジットカード利用の「危ない」罠とは?弁護士が教える5つの危険度チェック

こんにちは!弁護士キャリア31年、かなえ国際法律事務所の杉山です。

今回は「クレジットカード利用者の危険度チェック」というテーマでお話しします。

クレジットカードは、ネットショッピングやキャッシュレス決済が普及する現代社会において欠かせない存在です。

また、現金を持たずに買い物ができ、緊急時にもすぐに対応できる便利な支払い手段でもあります。

しかし、多くの人々が知らず知らずのうちに陥る危険性が潜んでいます。

例えば、クレジットカードを利用している方で、気づかないうちに高額な借金を抱えてしまうケースです。

クレジットカードは手元に現金がなくても買い物ができてしまうため、ついつい使いすぎてしまう場合があるのです。

そして、利用限度額が上限に達してしまい、それでも支払いが必要な場合には、さらなる借金をしてしまう場合も少なくありません。

本記事では、クレジットカード利用に伴うリスクを危険性を5段階に分けて、各リスクについて現役の弁護士である私、杉山が丁寧に解説していきます

特に日頃からクレジットカードを利用している方、使い方に不安を感じている方、さらには子供にクレジットカードを持たせようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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危険度1:複数のカードを利用することのリスク

危険度1は「複数のカードを利用することのリスク」です。複数のクレジットカードを利用すると、管理の複雑化や支出の把握が難しくなるリスクがあります。

ここでは、複数カードの利用がもたらす具体的な問題点について見ていきましょう。

複数カードの管理の複雑化

クレジットカードを複数持つと、管理が非常に複雑になります。具体的には、各カードの利用状況を把握するのが難しくなり、支出が予想以上に増えてしまう危険性です。

特に、引き落とし日や利用限度額が異なる場合、全体の支出管理がさらに困難になります。カードごとの利用明細を確認する手間が増え、それによって見落としやミスが発生しやすくなります。

このような管理の複雑さから、利用者は自分の支出状況を正確に把握するのが非常に困難です。そのため、知らないうちに高額の債務を抱えるリスクが高まります。

引き落とし日と口座がバラバラになる

カードごとに引き落とし日や口座が異なると、支払いのタイミングを見落としやすくなり、返済が遅れる可能性があります。引き落とし日が異なると、返済のタイミングを見落としやすくなり、遅延が発生する可能性があります。

さらに、引き落とし口座が複数ある場合、各口座の残高を常に確認しておかなければならず、管理が一層煩雑です。このような状況では、計画的な返済が難しくなり、遅延によるペナルティが発生しやすくなります。

利用状況の把握が難しくなる

複数のクレジットカードを利用していると、全体の利用状況を把握するのが難しくなります。各カードの利用明細を個別に確認する必要があり、支出の全体像を把握するのが困難です。

これにより、予期せぬ支出が発生しやすく、気づかないうちに利用限度額に達してしまう場合があります。利用状況を正確に把握できないと、計画的な支出管理ができず、結果として無駄な支出が増え、債務が膨らむリスクが高まります。

危険度2:毎月の返済可能額を超えた利用の危険性

危険度2は「毎月の返済可能額を超えた利用の危険性」です。毎月の返済可能額を超える利用は、家計に大きな負担をかけるだけでなく、貯蓄を減少させるリスクもあります。

ここでは、返済可能額を超えた利用の問題点とその対策について見ていきましょう。

返済可能額を超えると預貯金を切り崩す

毎月の返済可能額を超えた利用を続けると、預貯金を切り崩す必要が生じて、将来的な資金計画が崩れてしまいます

これは、収入の範囲内で生活できなくなり、貯金を取り崩して一時的に支出を補填している状態で、長期的に見て非常に危険です。

貯金がなくなると、急な出費や緊急時に対応できなくなり、さらに借金を増やす可能性が高くなります。

このような状態に陥る前に、支出を見直し、返済可能額の範囲内で生活するのが重要です。

リボ払いや分割払いによる借金の増加

リボ払いや分割払いを利用すると、一時的には返済額を抑えられますが、長期的には借金が増加するリスクがあります

リボ払いは毎月の返済額を一定に保てますが、その分、元本がなかなか減らず、利息がかさむ場合が多いです。また、分割払いも同様に、支払い期間が長引くと利息の総額が増える場合もあります。

これにより、最終的な返済総額が大きくなり、借金がどんどん膨らんでしまいます。これを防ぐためには、リボ払いや分割払いを利用せず、一括払いで支払うのが理想的です。

危険度3:新たなカードを作って利用することの罠

危険度3は「新たなカードを作って利用することの罠」です。ここからは問題が深刻になってきます。

手持ちのカードの利用枠が上限に達したために新しいカードを作るのは、多重債務の始まりです。

このような状況に陥ると、返済がさらに困難になり、深刻な経済的問題を引き起こす可能性があります。ここでは、そのリスクと対策について見ていきましょう。

多重債務の始まり

手持ちのカードの利用枠が上限に達し、新たなカードを作って利用するは、多重債務の始まりです。これは、既存のカードの返済ができなくなり、さらに新たなカードを利用して借金を増やしてしまう状態です。

このような状態では、返済が雪だるま式に増え、最終的には返済不可能な状況に陥る可能性が高まります。多重債務に陥ると、精神的なストレスも増え、生活全般に悪影響を及ぼすことになります。

総量規制の抜け穴

クレジットカードのショッピング枠は総量規制の対象外であり、これが多重債務を引き起こす原因となります。

総量規制とは、借入総額が年収の3分の1を超えないようにする規制ですが、クレジットカードのショッピング枠はこれに含まれません。

そのため、ショッピング枠を利用して借金を簡単に増やしてしまいます。これが総量規制の抜け穴となり、多重債務を引き起こす原因となります。

このような多重債務を防ぐためには、ショッピング枠の利用を控え、計画的な利用を心がけるのが必要です。

病気や急な出費による返済困難

多重債務の状態では、緊急時の資金確保が難しくなり、さらに借金を増やしてしまいます。そのため、病気や急な出費など予期せぬ出来事により、返済が困難になる場合があります。

病気や事故などの突発的な出来事が起きた場合、すぐに対応できるような余裕がなくなり、生活全般に大きな支障をきたす可能性があるため、計画的な支出管理を行い、借金を増やさないようにするのが重要です。

危険度4:返済の滞納とクレジットカード会社からの督促

危険度4は「返済の滞納とクレジットカード会社からの督促」です。返済の滞納は、信用情報に大きな悪影響を与え、ブラックリストに載るリスクが高まります。

ここでは、滞納がもたらす具体的な問題とその対策について見ていきましょう。

ブラックリストに載るリスク

返済を滞納すると、信用情報機関に登録され、ブラックリストに載るリスクがあります。これにより、新たな借入れが難しくなります。

ブラックリストに載ると、金融機関からの信用が低下し、今後の借入れやクレジットカードの発行がほぼ不可能です。この状態になると、生活全般に大きな制約が生じ、経済的な自由が失われます。

新規の借入れやクレジットカードの発行ができなくなる

ブラックリストに載ると、新たな借入れやクレジットカードの発行がほぼ不可能ですこれにより、急な資金が必要な場合でも対応できず、生活に大きな支障をきたしてしまいます。

また、クレジットカードが利用できなくなると、日常の支払いが不便になり、経済的な活動が制限されます。このような状況に陥る前に、計画的な返済を心がけるのが重要です。

訴訟対応や一括払いの請求が来る可能性

返済が滞ると、クレジットカード会社からの訴訟や一括払いの請求が来る可能性があります

これに対処するためには、早めの対応が求められます。訴訟が起こされると、裁判所からの通知や出頭要請が届き、法的な対応が必要です。

これにより、さらに精神的なストレスが増し、生活全般に悪影響を及ぼします。このような事態に陥る前に、早めに専門家に相談し、適切な対策を講じるのが重要です。

危険度5:ブラックでも作れるクレジットカードのリスク

危険度5は「ブラックでも作れるクレジットカードのリスク」です。

ブラックでも作れるクレジットカードは、一見便利に見えますが、非常に高いリスクを伴います。ここでは、その具体的なリスクと対策について見ていきましょう。

審査が緩いカードの危険性

審査が緩いブラックでも作れるクレジットカードには、高い利息や厳しい返済条件が設定されている場合が多く、返済が困難になる可能性があります。

これらのカードは、一見便利に見えますが、実際には非常に高いリスクを伴います。高利息や厳しい返済条件により、返済が遅れるとすぐに多額の負担が生じるため、利用には注意が必要です。

独自の厳しい返済条件

このようなカード会社は独自の厳しい返済条件を設けており、借金問題を解決するのが困難です。例えば、利用残高に対して高い利息が課せられる場合や、返済期間が短く設定される場合があります。

このような条件では、返済が困難になり、さらに借金が増えるリスクが高まります。返済条件をよく確認し、無理のない範囲で利用するのが重要です。

任意整理の難しさ

任意整理を試みる際にも、これらのカード会社との交渉が難航するケースが多いです。

任意整理は、債務者が債権者と交渉して返済条件を変更する方法ですが、審査が緩いカード会社は厳しい条件を提示する場合が多く、交渉が難しくなります。

このような場合、他の債務整理方法を検討する必要があるかもしれません。

債務整理のすすめ

債務整理は、返済が困難な状況を解決するための重要な手段です。

返済が困難な場合、早めに債務整理を検討するのが重要です。債務整理には任意整理、自己破産、個人再生などの方法があります。

特に任意整理は比較的穏やかな方法であり、利息のカットや分割払いの交渉が可能です。任意整理を行えば、返済が困難な状態を解消し、経済的な再建を図れるようになります。

また、自己破産や個人再生などの他の方法も検討すると、あなたに合った解決策を見つけられ、精神的な負担も軽減されるため、生活の立て直しがスムーズに進むでしょう。

かなえ国際法律事務所では、任意整理を始めとする債務整理のご相談を受け付けておりますので、困った際にはお気軽にお問い合わせください。

まとめ

クレジットカードは便利ですが、その便利さに隠れたリスクを理解するのが重要です。

複数カードの利用、返済可能額を超えた利用、新たなカードの作成、返済の滞納、ブラックでも作れるカードの利用など、5つの危険度について解説しました。

各段階でのリスクを把握し、適切な対策を講じれば、クレジットカードを健全に利用できます。

何か問題が生じた場合は、早めに専門家に相談し、適切な措置を取るのが重要です。安全で賢いクレジットカード利用を心掛けましょう。

かなえ国際法律事務所では、債務整理に関する無料相談を受け付けていますので、気軽にお問い合わせください。

公式LINEからの相談も可能ですので、概要欄のリンクからお友だち登録をお勧めします。

以上、本日は「クレジットカード利用者の危険度チェック」について解説しました。

次回も有益な情報をお届けしますので、お楽しみに。

ここまで見てくださり本当にありがとうございます!

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