オリコの車ローンを滞納し続けると、督促が来るだけではなく、車両が引き上げられてしまう可能性があります。
この記事では、オリコの車ローンを滞納するとどうなるのか、車両引き上げや対処法も合わせて解説します。
オリコの車ローンを滞納するとどうなる?

オリコの車ローンを滞納すると、最悪の場合車両を引き上げられてしまうかもしれません。
ここでは、オリコの車ローンを滞納するとどうなるのか、段階ごとに解説します。
①通知書が郵送される
オリコの車ローンは毎月27日が引き落とし日です。
この日に支払いができなかった場合、引き落としができなかった旨を伝える通知書が郵送されてきます。
通知書には次回の再引き落とし日(翌月12日頃)が記載されています。
もしこの段階で引き落とし口座に入金しておけば、翌月の再引き落とし日に支払いが完了し、特に問題になりません。
ただし、支払いが滞納した場合は年6%~14.6%の遅延損害金が発生するため注意が必要です。
②督促と車両引き上げ通知が来る
翌月12日頃の再引き落とし日に支払いができなかった場合、電話と郵便で督促が来て、再々引き落とし日に設定されます。
この時に、督促状とともに車両引き上げを予告する通知も送付され、電話連絡も来ます。
車両引き上げを避けたい場合は、再々引き落とし日を最終期限と考えましょう。
この段階でオリコに連絡を取り、具体的な返済予定日と返済計画を提示すれば、車両引き上げを回避できるかもしれません。
③車両が引き上げられる
滞納が続いて繰り返しの督促にも応じない場合「期限の利益の損失」により残債の一括返済が求められます。
そして、一括返済ができない場合は車両が引き上げられます。
車両引き上げが可能な理由は、車ローンでは「所有権留保」の仕組みが適用されるためです。
所有権留保とは、ローンが完済するまでの間、車両の所有権がオリコにあることを意味し、実際の車検証にも所有者は「株式会社オリエントコーポレーション」と記載されます。
この場合、債務者は使用者として登録されているだけです。
なお、車両が引き上げられても借金が消えるわけではありません。
例えば、残債が150万円ある状態で車両が引き上げられて、その車が100万円で売却された場合、残りの50万円には支払い義務が残ります。
また、返済の最終期限の時点では一括返済での支払いが求められるため、分割払いは原則として認められません。
車両引き上げを避けるために、早めにオリコに連絡して分割払いの相談をしたり、債務整理などの法的手続きを検討したりしましょう。
返済の意思と能力がある場合は、オリコ側も柔軟な対応を検討してくれるかもしれません。
オリコの車ローン滞納を解決するには?

オリコの車ローン滞納を解決すれば、残債の一括返済や車両の引き上げを防げます。
ここでは、オリコの車ローン滞納の解決方法を解説します。
他社から借り入れする
オリコの車ローンの返済が困難な際の対策に、他社から借り入れする方法があります。
これは、他社のフリーローンや銀行のおまとめローンで資金を借り入れて、オリコの車ローンを一括返済する方法です。
しかし、この方法は一時的な解決にはなりますが、通常はオリコの車ローンよりも金利が高い傾向にあり、審査も厳しいです。
また「借りて返す」方式は多重債務のリスクが高く、状況を悪化させる可能性があるため、推奨できません。
オリコに分割払いを交渉する
オリコの車ローンの返済が困難な際のもう一つの解決策に、オリコに直接相談して分割払いを交渉する方法があります。
翌月にボーナスが入る予定があるなど、具体的な返済可能時期が見込める場合は、今月の返済を利息のみにして翌月から返済を再開するスキップ返済などの対応が可能です。
オリコは債務者の状況に応じて柔軟な対応を検討してくれる傾向があります。
特にニューバジェットローンで契約している場合は、スキップ返済や一時的な支払総額に応じてもらいやすいです。
オリコに相談する際は、返済の意思があることを明確に示しましょう。
相談窓口は、以下のとおりです。
- 東地区(東京第一サービスセンター):049-256-1151
- 西地区(福岡サービスセンター):092-261-5616
参考:オリコ 入金が間に合わなかった場合のお問い合わせ先
一括請求が来た後でも、支払う意思を示せば再分割に応じてくれる可能性があります。
条件は借入状況や生活状況に応じて変わりますが、できるだけ早めに相談することで、より有利な状況での交渉が期待できます。
ただし、安定した収入がなかったり多重債務で返済不能状態にあったりなど、慢性的な資金不足の場合は、スキップ返済だけでは根本的な解決にはなりません。
そのような場合は、債務整理などの他の解決策の検討が必要です。
債務整理でオリコの車ローン滞納を解決する

オリコの車ローンで支払いが困難な場合は、債務整理を検討するのも一つの方法です。
ここでは、債務整理の概要や解決方法を解説します。
債務整理とは借金を解決する手続き
債務整理とは、借金の元本の減額や全額免除、利息のカットなどで借金の問題を法的に解決する手続きです。
債務整理には、以下の3つの方法があります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
任意整理は、債務者から依頼された弁護士などが、オリコ側と分割返済や利息のカットなどの交渉を直接行う方法です。
将来利息の全額カットや返済期間の延長が主な交渉内容です。
裁判所を通さない当事者間の交渉のため手続きが比較的簡単で、整理する債権を選択できます。
ただし、元本の減額はできません。
安定した収入がある人や借入金額が比較的少額の人に向いています。
個人再生は、裁判所が認めた再生計画にもとづいて借金を返済する方法です。
持ち家や車を手放すことなく借金額を減額できるのが特徴です。
裁判所を介するため任意整理より時間がかかり、手続きも複雑ですが、専門家に依頼することで対応できます。
自宅を残したい人や継続的な収入がある人、借入額が多い人に適しています。
自己破産は、裁判所を通じて借金の支払いを全額免責してもらう方法です。
裁判所で免責が認められれば借金がゼロになる一方で、持ち家や車などの財産を手放さなければなりません。
また、ギャンブルや投資行為での借金の場合は免責が認められないこともあります。
借金を返済できる見込みがまったくない人向けの選択肢です。
いずれの債務整理を選択しても、信用情報に事故情報が登録されて、完済後5~7年程度はクレジットカードの作成や新規のローン契約が困難になります。
ただし、一括請求を受けた時点で既に信用情報には事故情報が登録されており、放置すれば財産を差し押さえられるかもしれません。
さらに、債務整理の選択は、債務内容や個人の状況で最適な方法が異なります。
一括請求から強制執行までの時間は限られているため、早めに弁護士や司法書士に相談して、自分に合った方法の選択が重要です。
特に任意整理の場合、強制執行が始まると選択肢から外れてしまうため、早めに対応しましょう。
オリコの車ローン滞納は任意整理での解決が有効
オリコの車ローン滞納を任意整理で解決する場合、オリコ以外の借金のみを任意整理の対象とする方法が有効です。
任意整理では整理する債権を債務者が選択できるため、車のローンを除外できます。
したがって、他の債務の返済額を減らし、その分をオリコへの支払いに充てることが可能です。
個人再生や自己破産では基本的に車は没収されてしまいますが、この方法なら車の引き上げを防げます。
ただし、任意整理後に再度オリコへの支払いが滞り、一括請求を受けた場合は、2度目の任意整理では利息カットが認められにくく、効果は期待できません。
そのため、一度目の任意整理後は確実にオリコへの支払いを継続することが重要です。
まとめ
この記事では、オリコの車ローンを滞納するとどうなるのか、車両引き上げや対処法も合わせて解説しました。
オリコの車ローンを滞納すると、遅延損害金が発生するだけではなく、車両が引き上げられる可能性があります。
また、車両引き上げ後も残債の支払いは継続します。
このような事態を避けるためにも、支払い困難と感じた場合はすぐオリコに相談したり、状況に応じて債務整理を検討したりしましょう。



