「依存症事犯」の弁護活動

「依存症事犯」(いぞんしょうじはん)とは、依存症によって惹き起こされる犯罪や刑事事件のことを言います。

 覚せい剤や麻薬などの違法薬物の濫用事犯も「依存症事犯」の一種ですが、「依存症事犯」は薬物事犯だけではありません。

 古くから知られるものとしては「ギャンブル依存」がありますが、最近では「痴漢」などの性犯罪の一部も依存症によって惹き起こされることが知られるようになりました。

 そして最近、最も注目を集めているのは「窃盗症」「クレプトマニア」あるいは「万引き依存症」などと呼ばれている「万引きが止められない」というケースです。

 このような「依存症事犯」の大きな特徴は、本人の「深い反省」「更生への固い決意」などというような精神論では、到底、再度の犯行を防ぐことができないという点です。

 なぜなら、その犯行自体が「衝動を十分に制御できない」という一種の病気によって惹き起こされているものなので、当人がどんなに真剣に「もう絶対にしない!」という固い決意をしたとしても、その決意は、その瞬間のその衝動によって、まるで「風の前のロウソクの炎」のように、いとも簡単に吹き消されてしまうからなのです。

 「依存症事犯」の解決のために何よりも必要なことは、適切な治療です。そして、それを支える家族などの周囲の理解と協力です。

 しかし、その一方で「依存症事犯」は、アルコール依存症などとは異なり、それ自体が犯罪ですから、そこには必ず、刑事裁判や刑罰という面倒な問題が否応なく立ちはだかってきます。そして、そのためにかえって必要な治療が妨げられる、という事態さえ生じてしまうのです。

 それゆえに「依存症事犯」では、依存症に理解のある弁護士が、専門の医療機関と連携しつつ、法的なサポートをすることが必要不可欠となります。

 私たちは、このような「依存症事犯」をストレスの多い現代人にとっての避けがたい病理現象と捉え、近年、専門の医療機関と連携しつつ、その弁護活動をすることに特に力を注いでいます。

 「依存症事犯」では、当人に、それが依存症によって惹き起こされているとの自覚のない場合も少なくありません。

あなたの大切な人やご家族に「依存症事犯」の疑われるケースはありませんか?

お心当たりのある方は、まずは私たちにご相談ください。

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